- ウェブアクセシビリティへの対応
- ウェブユーザビリティへの対応
- レスポンシブWebデザインへの対応
ユニバーサルデザインとは、「年齢、性別、能力などに関わらず、より多くの人々にとって使いやすい製品、サービス、そして環境をつくる」という考え方です。
近年の急速な高齢化やグローバル化、インターネットの普及により、社会環境が大きく変化しています。特にインターネットの普及は、都市や山村、年齢や性別、障害の有無を問わず新たなコミュニケーションの手段として様々に利用されています。
そうした中、ユニバーサルデザインに関わる国内外での法令化や規格化が進み、社会的ニーズの高まりの中で、ユニバーサルデザインは重要な役割を果たすようになってきています。各種団体や企業においてユニバーサルデザインへの取り組みが促進されており、多くの企業ではCSR(企業の社会的責任)の重要な要素として位置づけています。
総務省の提言した「u-Japan構想」では、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークに簡単につながる社会の実現を目指してきており、JIS規格:「JIS X 8341シリーズ高齢者・障害者等配慮設計指針」等も制定されています。
弊社においても、2000年以降、「いつでも、どこでも、誰でも」をモットーに地域における零細事業者や農業者等のコンピューターリテラシー(*2)の向上やデジタルデバイド(*1)の解消に寄与するWEBシステムの開発に取り組んできました。
- (*1)コンピューターリテラシー
- コンピューターを操作して、目的とする作業を行い、必要な情報を得ることができる知識と能力を持っていること。
- (*2)デジタルデバイド
- コパソコンやインターネットなどの情報技術(IT)を使いこなせる者と、使いこなせない者との間に起こる能力格差や、利用環境があるか無いかによって起こる情報格差のことをいい、この格差は、雇用、待遇、所得に影響しているという考え方。
弊社ではユニバーサルデザインの重要性を再認識し、WEBシステム開発におけるユニバーサルデザインの基本原則を制定し、「人にやさしい」より効果的なシステム開発を徹底しています。
ユニバーサルデザイン基本5原則
1.簡単・理解しやすい操作方法への配慮
2.わかりやすい表示・構成と表現への配慮
3.様々な利用環境への配慮
4.安全・安心への配慮
5.お客様の利用効果への配慮
UDマークは、WEBシステム=クラウド(雲)として捉え、ハートの目のイメージは、心の目で見る、心配り、配慮を表しています。
1.簡単・理解しやすい操作方法への配慮
- (1)キーボード入力ができない。→タッチ式入力や音声入力への対応
- スマートフォンによるホームページ更新のアプリケーションソフト「@更新」を開発し導入しています。
- (2)デジタルカメラや画像処理ソフトの活用ができない。→ウェブカメラの利用と画像処理のクラウドシステム化
- ウェブカメラによる画像取得とウェブ上における画像処理システム「LiveBuilder」の開発、ウェブ上の画像装飾システムを開発し導入しています。
- (3)プログラムがわからない。→クラウドシステム化
- スライドショー、スライドアニメーション、スライダー、ニュースティッカー等の機能は、プログラムを理解していないと作成できないものですが、そのプログラム作業をクラウドシステムとして開発し導入しています。
- (4)ウェブ通販からライブカメラ通販への対応
- 通販において、商品画像の挿入・入れ替え等ホームページの更新作業が発生しますが、店舗内の商品をライブ中継で被写体認識し、買い物を可能とする「LiveAction」を開発しています。
- (1)カラー・フォント、表示サイズの考慮
- カラーバリアフリーへの対応、UDフォントの活用、イメージ等を見やすいサイズとする取り組みを実施しています。
- (2)メニュー表現・サイズ・配置の考慮
- メニューやボタンにおいて、わかりやすい表現やサイズ、配置を考慮しています。
- (3)階層構造のシンプル化・階層の位置表示の考慮
- システム設計における階層をシンプル化し、パンくずリスト等の採用により階層位置を明確に表示することを考慮しています。
- (1)メニュー使用頻度の分析と配列の考慮
- ユーザー毎の使用頻度に応じたユーザー自身によるメニューのカスタマイズ機能の開発を実施しています。
- (2)検索システムの考慮
- パソコン版・スマートフォン版のホームページ内検索システム、全文検索エンジンの開発を実施しています。
- (1)パソコン、タブレット、スマートフォン、携帯電話等の利用機器への対応
- パソコン、タブレット、スマートフォン、携帯電話に対応したホームページの作成・WEBシステムの開発と、それぞれの機器に対応した情報更新システムの開発を実施しています。
- (2)OS及びブラウザへの対応
- 世界において標準的に利用される複数のOS・ブラウザに対応したホームページの作成・WEBシステムの開発と検証を実施しています。
- (3)カラーバリアフリー・読み上げブラウザ対応
- 色覚障害や視覚障害のある方に対応したホームページの作成・WEBシステムの開発を実施しています。
- (4)農作業・災害時等の異なる操作環境への対応
- 田畑における農作業や災害時における救援活動等通常の利用と異なるICT機器の操作やその作業目的に応じたWEBシステムの開発を実施しています。
- (1)セキュリティへの対応
- クロスサイトスクリプティング・SQLインジェクション等各種セキュリティに対応したWEBシステムの開発とSSLサーバー証明書等の採用提案を実施しています。
- (2)操作ミスの防止措置・操作ミスへの対応
- データの削除やシステムの再起動や消去における操作では、特別な注意喚起の表示や、ボタンを押した場合における注意喚起音の出力や最終確認画面の表示等操作ミス防止の対策を実施しています。
- (1)利用者の利用効果の検証
- 利用効果を確認できるシステムの開発の配慮や利用効果のデータ検証を行っています。
- (2)業務の効率化・利用率の向上
- 業務の効率化・利用率の向上を目的としたシステムの開発と業務の効率化・利用率の向上の検証に配慮しています。
- (3)アクセスの増加・売上増加
- アクセスの増加の検証を可能とするシステムの開発やお客様の売上増加に繋がることを目的としたWEBシステムの開発を実施しています。