地図上の道路を経路選択または、基点ごとに進路方向を選択することにより、誘導矢印がその方向に進行するとともに、その間の経路上実写映像が表示され地図上を誘導する事が可能なシステムです。施設や都市の案内、防災支援システムとして津波避難対応ハザードマップの誘導等様々なシステムに応用が可能です。
1.システム特徴
- 地図の矢印誘導と全方位実写映像の同期
実写映像と地図上の現在地の誘導矢印が同期し、表示されている映像の方角や進行方向、スピードや位置が確認できます。 - 誘導映像再生時の操作
実写による誘導映像は早送りや巻き戻し、スピードの調節や拡大・縮小任意に可能です。 - 通信回線上で動作可能
ストリーミングによりインターネット回線を通して公開が可能です。
2.撮影方式
全方位カメラ、全天球カメラに対応した撮影機材を使用します。
- 全方位カメラ
周囲360度の映像を撮影可能です。 - 全天球カメラ
天地を含めた周囲360度の映像を撮影可能です。
3.誘導方式
- 経路探索方式
地図上の任意の2点を選択すると、地図の最短経路が自動で計算され経路上を誘導矢印が進行し、同時に経路上の実写映像が連続再生されることで誘導が可能です。 - 自由選択方式
地図上の任意の基点を指定し、次の基点までの経路上を誘導矢印が進行し、同時に経路上の実写映像が連続再生されます。次の基点に到達すると希望の方向を選択可能です。
4.全方位撮影システムの応用利用
- 遠隔地からの街の回遊疑似体験
- 街の様子・交通情報の提供
- 観光施設案内、観光情報の提供
- 防災システムとしての利活用
- 立地調査、不動産の案内
- 美術館、博物館、テーマパーク等の施設案内
例1)茨城県つくば市内中心地区の誘導・回遊
例2)津波避難対応ハザードマップ連動防災支援システム
◆ GIS連動ロボット検索エンジン(G-Attole)の概要
ロボット検索エンジンは言葉を検索しているため検索結果の情報の場所を把握できない事を解決し、検索結果の位置を地図表示・確率の色別表示等を可能とするシステムです。
(特許3984263号:特願2007-032704)