色の特性(効果)によるウェブカラーの対応
もともとコーポレートカラーが赤等の暖色系の色を使用している場合は別として、全体的に白の背景にプレートやメニューにおいて寒色系(青系・灰色・黒色等)を配置するデザインが主流となっています。
色には、色の三属性(色相・明度・彩度)の特性に基づいて「寒色・暖色」、「進出色・後退色」、「興奮色・沈静色」、「軽量色・重量色」といった分類があります。
色を12色の色相環で表示した場合における寒色・暖色・中間色の配置イメージが以下のイメージです。色の効果は、食欲や新鮮さ、時間・温度・重量・性別・遠近・心情等様々に表現されます。
色は、時間の感覚にも影響し、赤、オレンジなどの暖色系は、人を興奮させ時間が過ぎるのが速く感じる効果があり、飲食店などの内装に使うと、客の回転がよくなるといわれています。 逆に、寒色系は、時間が遅く感じるので、理容室・美容室や銀行など人を待たせる場所に適しています。
これは、「ウェブユーザビリティ」にも関連しますが、寒色系のページ配色は落ち着いて見ることができ、滞在率を上げ多くのページを見てもらう効果があるということです。また、高齢者等視力が低下している人にも見やすいという効果があります。
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