カラーバリアフリーとウェブカラーについて
ここで、色覚障害者が識別可能な色を利用すること自体がカラーバリアフリーとい うことではありません。前記のカラーの地下鉄路線図?は、カラーバリアフリーに対応した事例であり、?になっても白・黒になっても分かるように類似色のルートは、数字とアルファベットで区別できるようにルート上に記載する等工夫がされています。また、例えば、緑字に赤字で書くと見えなくなるため白地に色のついた字を書くか、色背景に白丸や白字を書くなどして最悪白黒になっても確認できるように工夫されています。カラーバリアフリーとは、色覚障害の場合でも内容が確認できるよう対応することを言います。前記ウェブサイトの事例をみると背景やメニュー等の基本色は、色覚障害者でも障害者でない場合でも同様に見えるように配色されているようです。
図3において、「ピンク」の黒字テキストの下に水色の四角が表示されています。これは、視覚障害の場合にピンクは水色に見えることを表示しています。視覚障害の場合、濃淡はありますが四角で表示されている色が識別色となります。 図4の?はマイクロソフト社のBing検索、?はamazonの検索、?はGoogleの表紙検索で、?はGoogleの内部検索、?はYahooの表紙検索です。ほとんどの検索ボタンや文字・検索枠は、色覚障害における識別色を利用していることになります。
※上記の記載において、色覚障害の説明、割合、識別色についての文章及び図1及び図3は、神奈川県保健福祉部地域保健福祉課発行のカラーバリアフリー・色使いのガイドラインを利用しています。
詳細は、http://www.nig.ac.jp/color/guideline_kanagawa.pdfでご覧いただけます。
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